導入事例 ~3Dレーザースキャナー事業~

 

依頼内容

 

既存建物の正確な図面が急遽必要

・周辺道路の図面化

・面積、柱、梁がわかる図面

・3DCAD化せずにトレースによる図面作成

 

導入の流れ

 

事前調査

・3階建て、高さ約12m

・建物内(ハンディー型):面積:約3273㎡ 推定測量密度:高さ  推定測量精度:低 

・建物外(据え置き型):推定測量回数:10回 推定測量密度:低 推定測量精度:中

・データ合成難易度:中

 

今回は現調と推定平面図を基に最終的に合わせ、使用機器の選定など実際に測量データ作成するにあたり必要な情報をまとめました。。

建物外観を測量するため、また図面化するために据え置き型の精度が必要なためと、建物内に多くの車、資材があり、柱などの主要部を測量するにも死角になる箇所が多くなると推定し、据え置き型のみの測量になると、作業日数が増えてしまい、結果的に金額が高くなってしまうため、主に建物外の測量として据え置き型、屋内の測量用としてハンディー型、合計2台による測量に決めました。

測量密度は、ハンディー型では車、資材が多いので、高とさせていただき、据え置き型では建物の外から比較的開けたところで、建物1つの測量のみだったため低と判定しました。

測量精度は、ハンディー型は屋内で床から天井まで平均3.5mであり測量対象物との距離は近いため、低いと判断しまし、据え置き型は屋外での測量のため高にしました

データ合成難易度は、はハンディー型据え置き型2台の測量で、データ量が比較的多いため中といたしました。

測量密度、精度、データ合成難易度について詳しい説明はサービスの流れに掲載しています。

 

サービスの流れ

 

スキャン方法・スケジュール 

使用機器

据え置き型、ハンディー型合計2台

 

方法

屋内:全体を歩きながらハンディースキャナーで測量

屋外:事前に決めた測量ポイント(10箇所)から据え置き型スキャナーで測量

 

スケジュール

1日目:屋内測量後、屋外から測量

2日目:データを確認し、不足箇所を測量

その後4営業日以内で、スキャンデータを合成

3営業日で平面図作成、4営業日で断面図の作成

 

成果物

閲覧データ

 


2Dトレース図面(平面図・断面図)

 ・点群データから任意の箇所で、奥行150㎜ほどの断面を抽出し、トレースしました。

 ・3Dスキャナーでスキャンできないガラスや壁厚が拾えない箇所は1本線で再現しています。

 

3Dレーザースキャナー事業