3Dレーザースキャナーとは

3Dレーザースキャナーとは

3Dレーザースキャナーは、「物体や空間の形状を高精度で立体的に測定する装置」です。

レーザー光を使って、対象物までの距離を計測し、その情報をもとに3次元の点群データ(点の集合)として記録します。

仕組みは、レーザー光を対象物に照射し、反射して戻ってくるまでの時間や位相差から距離を算出します。それを広

範囲にスキャンして、無数の点(点群)として形状を記録します。

出力形式は点群データ(Point Cloud)として3Dの形状をデジタル化。また、CADソフトなどに取り込んで、図面化や解析に活用できます。

導入例

・建築や土木現場での既存建物の計測・記録

・リノベーションや耐震補強のための図面作成

・文化財や歴史的建造物の保存記録

・工場やプラントの設備レイアウト計測

・現場の変形やひずみの可視化

 

特徴

・手作業のよりも約1/5の時間で、高精度・高密度な測量が可能

・人の手が届かない場所も非接触で測定できる

・図面がない古い建物でも、現況の3Dデータを取得できる

 

 

 

0 50 100 150 200 250 300 測量 現状図面作成 1/5へ時間短縮 敷地面積1000㎡の工場を参照横軸は時間(h) 3 4 12 作業時間、人数 コスト 手作業 3Dスキャン

機器の種類

機器によって、対象距離、精度違い、測量スピードなどに違いがあります。

弊社のサービスでは3種類使用しており、機器を選択、組み合わせて、お客様にとって最適な成果物を提供できるようにしております。

 

 

 

精度について

3Dスキャナーの総合的な精度は、測距誤差と角度精度によって決まり、これを3D精度といいます。

 

測距誤差

距離を測定した値が、実際の距離と異なる時に生じる誤差

据え置き型は実際の距離が25mのとき、24m 99cm 9mm から 25m 00cm 1mm という測定結果が出る

角度精度

ある角度を測定する際の正確さで、実際との値とどれだけずれが小さいかを示す

据え置き型の角度精度は±19”で、10m先で上下に±0.9mmの間でずれが生じる

3D精度

距離誤差と角度誤差の組み合わせで表わされる

据え置き型の3D精度は、2mm@10m、3.5mm@25mで、半径2mm(10m地点)又は3.5mm(25m地点)

の仮想球体(楕円体)として扱われ、実測点または完全測定点は、この球体(楕円体)内に位置している

3Dレーザースキャナー事業